夢中になれる
クルマの新しい学びを。

クルマが大好きだったあなたへ。

子供のころ、ミニカーのおもちゃに心を躍らせた。
理科の教科書でクルマのエンジンを見てワクワクした。
そんな記憶はありませんか。
人生の過程で様々なものに出会う中で、
クルマに心を動かされる機会は
減っていったのではないでしょうか。

ガレージの中で整備を行うイメージに
難易度の高さから、自分と合わないのではないかという
漠然とした不安を抱く人もいるでしょう。
自動車業界の仕事は整備だけにとどまりません。
最先端技術を使った研究や、専門知識の追求など、
整備だけにとどまらない魅力が
自動車分野には詰まっています。

2025年私たちトヨタ名古屋自動車大学校に
新しい学科が誕生します。

クルマが大好きだったあなたが当時以上に夢中になれる。
そんな学びの舞台を創ることをここに約束します。

2025年4月
「高度自動車工学科」開設予定。

※「高度自動車工学科」2025年4月設置予定 構想中。
設置される学科等の名称・内容などは予定につき、変更される場合があります。

自動車分野 アイコン 自動車 アイコン

キャリア志向の多様化と
自動車技術の高度化に
対応できる学び

国家資格を有する整備業界のリーダーとして、
卓越したエンジニアとして、
マルチに活躍する自動車のプロとして。
高度になり続ける自動車技術と、
自由で多彩なキャリアを実現するため、
私たちは新たな学科と3つのコースを設立します。

新たな学科と3つのコース新たな学科と3つのコース

新学科で学べるポイント

自動車開発科目
(株)トムスのバックアップ

自動車技術研究コース

  1. 01

    自動車開発科目をはじめ
    クルマに特化した学び

    流体力学や材料工学、カリキュラム名は大学と同じです。しかし、当校の学びはクルマの空気抵抗やボデー剛性といったクルマに特化した内容。そこで得た知識を、自動車開発体験として学生フォーミュラの車両製作を通じアウトプットすることでそのプロセスを学びます。

  2. 02

    自動車業界における広い進路を想定

    当校の特色ある幅広く深い学びにより、自動車整備に留まらず、車両の開発や実験・評価という職業選択も可能となります。

自動車開発科

高度整備技術コース

  1. 01

    国家一級自動車整備士資格を最短で取得

    最低7年間、国家二級自動車整備士資格取得後でも最低3年間の実務経験が必要となる国家一級整備士資格をプラス2年間で取得。さらには、資格取得に加え、今後の自動車技術の進展を踏まえ必要となる電気自動車や自動運転などメーカー校ならではの最先端技術についても学ぶことができます。

  2. 02

    クルマの進化に合わせて考える力を養成

    学校を卒業後も学びは続きます。未知のことを知ろうとする探究心や筋道を立てて考えていく思考力を高めていくカリキュラムを採用。これからのモビリティ社会を支える人材に求められるスキルです。

自動車整備
(株)トムスのバックアップ

カスタマイズコース

  1. 01

    (株)トムスの強力なバックアップ

    レース参戦での実績とその知見を活かした市販車用パーツの開発や製造など、日本はもとより世界中で活躍している(株)トムスがトヨタ名古屋校をバックアップ。授業カリキュラムやさまざまな実習に、(株)トムスのノウハウが活かされます。

  2. 02

    自動車整備を軸に幅広い知識・技術を習得

    レストアやカスタマイズ、エアロパーツ製作やチューニングなど、ここで習得したクルマに関する幅広い知識と技は、サービスエンジニアとしてのマルチな活躍が期待できます。

気になる、わかる、知りたくなる!

トヨタラボ

TOYOTA LAB

研究を知ることで見えてくるクルマの未来。
トヨタ名古屋自動車大学校での研究を通して、
まだ見ぬ自動車業界のこれからを感じよう。
次に未来を作るのは、あなたかもしれない。

車
  • エクステリア

  • トランス
    ミッション

  • サスペンション

  • タイヤ・ブレーキ

  • インテリア装備品

  • 電子部品・コンピューター

  • ハイブリッド
    システム

  • エンジン

  • センサー・通信機器

研究コンテンツ

01

ハイブリッド車の
カットモデル製作

気になる、わかる、知りたくなる!

トヨタラボ

より新しいハイブリッド車の学習をめざし
レクサスLC500hをカットモデルに。

ハイブリッド車の構造を学習する教材として、2023年度はゼミ研究として、レクサスLC500hを使用してカットモデルの製作を行いました。これまでは2004年に発売された2代目プリウスのカットモデルを使用しており、より新しいシステムを授業の中でより深く学べるよう、今回のカットモデルを製作しました。大きな特徴は、カットモデルであるにも関わらず、異常行動を発生させない配慮が凝らされているところです。現在の自動車は要所のパーツごとにコンピュータが組み込まれて連携しており、異常を検知すると走行できません。カットモデルはそれ自体で異常な状態なのですが、それを正常と認識させる信号を発生させることで、実際に走行できるカットモデルに仕上げています。

今後増えていくEV車にも通じる最新の学びが
後輩にも引き継がれていく。

今回の製作に参加した学生たちは、ハイブリッド車について非常に深い知識レベルを得られた上に、ハイブリッド車は主要部品でEV車と共通する部分が多く、今後自動車のEV化が進んでいく中でより高い対応力を身につけることができました。そして、このカットモデルはこれから後輩たちがハイブリッド車の構造を学んでいくために、本学の貴重な新しい教材として引き継がれます。近年の高級車は、搭載されているコンピュータの数が百数十個にもおよぶといわれています。今後はこのカットモデルをベースに、例えばコンピュータ間で行われている通信に異常を意図的に発生させ、このケースではこのような異常が発生するのだと解き明かすことができるなど、さらに深い学習を行える教材に進化させていきたいと思っています。

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02

学生フォーミュラへの挑戦
(エアロデバイス編)

気になる、わかる、知りたくなる!

トヨタラボ

自作エアロデバイスの次への課題が風洞実験で見えてきた。

学生フォーミュラは、学生が企画・設計・製作したフォーミュラスタイルのレーシングカーによる総合的なものづくりを競う大会です。高速で走行するレーシングカーにとってエアロデバイスは、空気抵抗を減少させるとともにダウンフォースと呼ばれる風で車体を路面に押さえつける力を発生させる重要なパーツです。3D CADソフトを使用し空力特性を計算しながら設計するのですが、その設計値と実際の車両の値を比較するために風洞実験を行いました。その結果、設計通りの空力特性が出ていた箇所もありましたが、リアのダウンフォースが設計値よりも小さくなっていることが判明。来期の進化に向けた、確かな手がかりをつかむことができました。

データは後輩が引き継ぎ来期の進化へ。
この経験は社会人としての力にも直結する。

エアロデバイスの中でも、フロントウイングはダイレクトに風を受けるため設計値と実測値が近くなるのですが、リアウイングはボディの様々な場所に当たった風を受けるために、設計値との差が大きくなってしまいます。これは他の参加大学も同様に悩んでいる課題で、その克服が性能向上への大きなポイントになります。今回の風洞実験のデータは後輩に引き継がれ、来期のマシンの改善に生かされます。また、学生フォーミュラは年1回の開催ですから、マシンの開発・製作期間も1年間に限られています。多くの学生たちが役割分担をして参加していますから、チームワークと責任感が欠かせません。この経験で磨かれた人間性は社会に出てからも大きな力となるはずです。

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03

学生フォーミュラへの挑戦
(サスペンション編)

気になる、わかる、知りたくなる!

トヨタラボ

ホイール小径化に対応して
サスペンションのセッティングを追求。

サスペンションは車体にタイヤを支える機構で、走行中に受ける地面からの衝撃を吸収し、タイヤを路面に接地させ続ける役割があります。一般的な市販車では乗り心地が優先されますが、レーシングカーでは高速走行時の旋回性能や安定感が極限まで追求されます。今回の研究では硬さの異なるスプリングを複数用意し、全体の硬さを変えることや前後のバランスを変えることで走行にどのような変化が起きるか、繰り返し実走テストを行いました。出場するレーシングカーのホイールを今期から新たに小径化したために、それを支えるサスペンションもすべてが新設計です。そのため考えられるあらゆる組み合わせで試走を重ねていき、理想的なセッティングを探究していきました。

答えのない問題にどう向き合うか、
この経験が社会に出てからの宝になる。

今回の研究はスプリングを変えることがテーマでしたが、実際の走行には他にもダンパーの減衰力やスタビライザー、足回りのアライメントなど、多くの要素が複合的にからんできます。それらすべてのバランスの上で走行しているので、何が正解というのは机上で割り出せるものではなく、トライアンドエラーの繰り返しになります。この学生フォーミュラという活動自体が答えのないもので、それをひたすら追い求めていけるという、非常に貴重な経験の場だと考えています。例えば今後整備に関わるとしても、自動車の個性やお客様の好みは多彩です。乗り心地の良さやスポーティな走りなど、それぞれの要望にどう向き合っていくか。そうした問題へのヒントも、この経験から得られると思います。

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04

SDGsの研究

気になる、わかる、知りたくなる!

トヨタラボ

企業のSDGs取り組み状況を
自動車業界を中心に調査・研究。

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さないこと」を誓っています。日本でも積極的に取り組みが進んでおり、自動者関連業界においても、メーカー・販売店ともに今や企業活動の重要なテーマになっています。本学のSDGsをテーマとしたゼミでは、各学生の内定先の企業に協力していただき、それぞれの学生が内定した企業におけるSDGsへの取り組み状況を調査。事前に調べたSDGsへの一般的な知識や企業がホームページなどで発信しているSDGs情報と比較するなど、自分が就職していく企業の現状について分析を行いました。

社会人として重要なSDGsの知識を得て
自分事として未来につなぐ。

自動車関連業界では油脂系の廃棄物や廃材などが多く、その再利用などが進んでいるなど共通の部分も多いのですが、学生たちが行った調査を集約して分かってきたのは、例えばトヨタの販売店であっても、販売店ごとに取り組みに個性があることです。どの店舗も同様に「町いちばんのクルマ屋さん」を目標としていても、それぞれの社長の考えであったり、立地している地域の特性であったり、達成していくための方法や道筋は異なっています。こうした状況を学生たちが実感していくことは、SDGsを自分事としてとらえて社会人になって取り組んでいくための基盤になると思います。そしてそれは、より良い形でSDGsが未来につながっていくことになるはずです。

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多彩な分野で活躍する先輩たち

広がる進路

整備士に留まることなく、大きく広がる進路のカタチ。
クルマを中心に、様々な選択肢と可能性が広がっています。
ここで9つの分野で活躍する先輩たちの姿を紹介します。
興味がある分野のアイコンよりご覧ください。

販売会社・営業
販売会社・営業
整備
整備
電気自動車、先端技術
電気自動車、
先端技術
自動車保険
自動車
保険
点検・検査・試験
点検・検査・試験
開発・実験
開発・実験
板金塗装、関連
板金塗装、
レースパーツ
関連
生産・製造
生産・
製造
設計・デザイン関連
設計・
デザイン関連
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